ニュースレター　Vol.48 page 3/8

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授賞対象分野「環境、エネルギー、社会基盤」授賞業績世界最高性能ニコラス・ライドン博士1957年2月27日生まれブループリントメディスン社創立者、取締役受賞のことば天皇皇后両陛下、国際科学技術財団の皆様、そし....

授賞対象分野「環境、エネルギー、社会基盤」授賞業績世界最高性能ニコラス・ライドン博士1957年2月27日生まれブループリントメディスン社創立者、取締役受賞のことば天皇皇后両陛下、国際科学技術財団の皆様、そしてご来場のすべての皆様へ我々の分野において開拓者ともいえるジャネット・ラウリー博士、そして共同研究者である盟友のブライアン・ドラッカー博士とともに権威のある日本国際賞を受賞でき、この上ない光栄に思います。受賞にあたり、イマチニブの発見と開発に貢献したノバルティス社の同僚へ御礼を申し上げなければなりません。多大な貢献をしてくださったエリザベス・ブーフデュンガー博士とユルク・ツィンマーマン博士へは、特に感謝の意を表したいと思います。治療薬を開発し、患者の延命に成功したのは、チームワークと責任感と粘り強さの賜物であり、もちろん、幸運にも恵まれたおかげでもあります。ピーター・ノーウェル博士、デイビット・ハンガーフォード博士、そしてジャネット・ラウリー博士による先駆的な研究や、数多くの白血病分野専門チームによるその後の研究が、私たちのトランスレーショナル・ワークの科学的基礎となりました。本日この賞を受賞した私の幸運は、いかに生産的な産学連携が医療におけるトランスレーショナル・ワークへ影響を与えるかを示す一例となります。最後に、財団幹部の皆様方、そして審査委員会の皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。Nd-Fe-B系永久磁石の開発と省エネルギーへの貢献佐川眞人博士1943年8月3日生まれインターメタリックス株式会社代表取締役社長受賞のことばこの度、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、ジャネット・ラウリー博士、ブライアン・ドラッカー博士、ニコラス・ライドン博士と共に栄えある日本国際賞を受賞することを誠に光栄に思います。私の授賞対象分野は「環境、エネルギー、社会基盤」であり、授賞業績名は「世界最高性能Nd-Fe-B（ネオジム、鉄、ほう素）系永久磁石の開発と省エネルギーへの貢献」です。今、人類の最も重要な研究テーマの一つが省エネルギーであることを考えると、いつか人のためになりたいと夢見てきたことが実現した思いです。私は材料科学者であり、磁性材料の研究者です。これらの分野の研究が実を結び、その成果が社会に役立つようになるまでには大変な時間と労力を要します。私は、あるヒントを得て、レアアースと鉄とほう素の組み合わせの合金を永久磁石材料として研究し、Nd-Fe-B磁石の開発に世界で初めて成功しました。しかしその後の発展は、今日もここにご参列いただいている皆様をはじめ、多くの研究者、技術者仲間との共同の成果です。この度の受賞の栄誉を、これらの仲間と共に分かち合いたいと思います。国際科学技術財団の皆様、審査委員の皆様、そして、今日ここにご参列いただきました皆様に、心から感謝申し上げます。