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2018年4月17日

国際科学技術財団 2018年度研究助成
1件当たり100万円を対象者20名に贈呈

 

公益財団法人 国際科学技術財団は、本日4月17日(火)、パレスホテル東京にて、2018年度研究助成の対象となる研究者に向けた贈呈式を執り行いました。2018年度は合計20件に対し、1件当たり100万円を贈呈しました。

研究助成は当財団が将来嘱望される若手科学者の研究活動を支援・奨励することにより、科学技術の更なる進歩とともに、それによって人類の平和と繁栄がもたらされることを目的とした事業です。毎年、35歳以下の若手科学者を対象に独創的で発展性があり、社会に貢献できる研究に対して助成金を贈呈しています。

研究対象は当財団が顕彰するJapan Prize(日本国際賞)の該当年度の授賞分野と同じ2分野です。毎年、各分野における権威ある大学教授等から構成される選考委員会を発足し、贈呈対象者を決定しています。

2018年度は今年の授賞分野であった「資源・エネルギー、環境、社会基盤」と「医学、薬学」の各分野で10件ずつ、合計20件(20名)に対し、贈呈を行いました。贈呈対象者の詳細につきましては次頁以降をご参照ください。

2006年に始まったこの助成制度で、財団はこれまで227名の若い研究者を支援してきました。贈呈対象者はJapan Prize授賞式と祝宴への出席の他、受賞者を交えた学術懇談会や記念講演会の傍聴など、その年の4月のJapan Prize週間の行事に参加します。これまで行事に参加した贈呈対象者は「受賞者の言葉を直接聞き、先輩研究者と交流して助言を得ることができ、貴重な機会になった」と述べています。

また、贈呈対象者には小・中・高校生を主な対象とした「やさしい科学技術セミナー」の講師を務めていただきます。子供たちへの科学技術の知識の普及と啓発を目的としたこのセミナーは贈呈対象者の母校や大学キャンパス、研究所等、毎年全国各地で開催されています。

最新の科学を平易な言葉で説明する座学に加えて、実験や観察も行うなど、講師の工夫をこらした熱意のこもったセミナーで科学ファンを増やしています。

 

2018年研究助成 贈呈対象者

 

「資源・エネルギー、環境、社会基盤」分野(10名)

(敬称略 五十音順)

名前
所属
研究テーマ
上谷 幸治郎 大阪大学 産業科学研究所 助教 ペーパーエレクトロニクスを志向した局所排熱部材の開発
大塚 朋廣 東北大学 電気通信研究所 准教授 高速ミクロプローブを用いた環境発電デバイスの研究
荻原 陽平 東京理科大学 理工学部 助教 有機フッ素化合物を用いた環境調和型ビニルモノマーの触媒的合成技術
金子 健太郎 京都大学 大学院工学研究科 助教 新しいワイドバンドギャップ半導体の探索と超低損失デバイスの開発
川畑 公輔 東北大学 大学院理学研究科 化学専攻 助教 p/n型半導体混合膜中で界面双極子を誘起するπ共役系界面活性分子の創製
坂牛 健 国立研究開発法人物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究拠点 主任研究員 持続可能資源を基盤とした新規高効率エネルギー変換機構の制御原理開発
柴田 恭幸 群馬工業高等専門学校 一般教科(自然科学) 助教 低温排熱利用を志向した二次電池構造型熱発電素子の機能性評価とその高性能化
中田 北斗 北海道大学 大学院獣医学研究院 環境獣医科学分野毒性学教室 学術研究員 Moringa Oleiferaを用いた鉛汚染土壌の環境修復法および鉛中毒治療法の確立
古山 渓行 金沢大学 理工研究域 物質化学系 准教授 汎用性の高い近赤外光利活用色素の開発
宮本 崇 山梨大学 大学院総合研究部 工学域 助教 地震被害の全球モニタリングに向けた、深層学習を用いた広域SAR衛星画像からの構造物位置の自動検出

 

「医学、薬学」分野(10名)

(敬称略 五十音順)

名前
所属
研究テーマ
岩見 真吾 九州大学 大学院理学研究院 准教授 異分野融合アプローチによる定量的PK/PD/VD理論の構築:C型肝炎治療の最適化
久保田 晋平 東京大学 大学院医学系研究科 特別研究員 治療抵抗性獲得機序の解明に資する全身がん病態可視化技術の開発
倉内 祐樹 熊本大学 大学院生命科学研究部 助教 リアルタイムイメージング技術の融合による頭痛病態の発症機序解明
細田 將太郎 大阪大学 大学院医学系研究科 助教 ゲノム編集スクリーニングを用いた哺乳類オートファジー制御因子の解明
田上 俊輔 国立研究開発法人理化学研究所 生命機能科学研究センター ユニットリーダー バクテリオファージによる細菌増殖阻害機構を模倣した抗菌ペプチドの開発
中畑 雅樹 大阪大学 大学院基礎工学研究科 助教 分子認識を利用した簡便・安価・安全に使用できるバイオインク作製法の開発と再生医療への応用
長柄(田井) 育江 慶應義塾大学 医学部 講師 統合失調症関連遺伝子Tspan18の欠損が引き起こす血管形成異常の行動への影響
難波 卓司 高知大学 教育研究部 准教授 ミトコンドリア恒常性破綻による神経細胞死誘導機構の解明
平井 志伸 公益財団法人東京都医学総合研究所 脳発達・神経再生研究分野 神経細胞分化プロジェクト 研究員 遺伝的脆弱性への食環境負荷が引き起こす、統合失調症発症の分子メカニズムの解明
平野 有沙 筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 助教 概日リズム障害の治療応用に向けた睡眠リズム制御機構の解析
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