研究助成

「物質・材料、生産」分野

従来にない性質を持つ物質や材料の発見、開発、そして高度なものづくり技術の開発が、これまで多くのイノベーションを実現し、社会の持続的発展や社会インフラの安全の向上に貢献してきました。
例えば、物質・材料では、新たな機能を有する半導体、高分子、ナノ材料、触媒、磁性材料、あるいは新しい超耐熱、高比強度構造材料などの人工物が設計・合成され、また生産面では、計算科学・データ科学や高分解能・高精度の計測法、ナノ構造の精密制御プロセスなどに支えられる設計・生産技術、あるいは、生産工程の効率化に貢献するロボット技術などの新生産技術が実現しています。
今後、限りある資源を有効に利用し、持続可能な未来社会を築くためには、新機能物質・材料や新構造材料の開発、設計・生産、運用技術などにおいて、既存の概念を打ち破るようなイノベーションが求められています。
そこで、「物質・材料、生産」分野に関わる研究や技術の開発に積極的に取り組もうとする若手科学者・技術者への助成を行います。

「生物生産、生態・環境」分野

温暖化をはじめとする地球環境変化と人口爆発の中で、環境問題と食糧問題を克服することは人類社会の持続的発展のために急務となっています。そのためには生物生産の場である環境を保全するとともに生物生産性を高め、その利用を生態系と調和させつつ進めることが重要です。
これまで、例えば生産技術の向上、環境適応型品種の改良、環境調和型の生物生産の実現、あるいは生物による有用物質生産能の探求や食品の機能性の開発が進められてきました。
さらに、環境や生態系の保全や修復、生態系が生み出す様々な恵みである生態系サービスの利用、生態系の将来予測などの分野を含めた基礎科学の発展と科学技術イノベーションの創出が求められています。
今後、細分化された既存の個別科学では対応できない生物生産利用、生態・環境の課題に取り組み、地球科学や社会科学、健康・生活科学など様々な分野と連携することもますます必要となっています。
そこで、「生物生産、生態・環境」分野に関わる研究や技術の開発に積極的に取り組もうとする若手科学者・技術者への助成を行います


「クリーン&サステイナブルエネルギー」分野

現代社会の豊かな暮らしは膨大なエネルギーの消費によって支えられています。これらエネルギーのほとんどは石油、天然ガス、石炭などの化石エネルギーや原子力によって賄われてきました。しかし、化石エネルギーについてはその資源量の有限性の問題に加えて、地球温暖化の防止にむけて大幅削減が求められている二酸化炭素排出の問題があります。また原子力発電ではその安全性への懸念が大きな問題になっています。このような将来のエネルギー供給の課題を解決しつつ、我々人類の活動を持続可能な形で発展させていくためには、環境を破壊せず、クリーンで持続的に供給が可能なエネルギーの開発と利用とともに、これまで未利用だったエネルギーの活用、更には新しいエネルギーシステムの構築が喫緊の課題となっています。 
そこで、太陽光、風力、地熱、水力、バイオマス、潮力・波力などのクリーンでサステイナブルなエネルギーやこれまで未利用のエネルギーについて、開発や有効利用、エネルギーシステムの計画・評価に関わる研究や技術の開発に積極的に取り組もうとする若手科学者・技術者への助成を行います。

 

Japan Prize歴代受賞者による社会貢献

研究助成

Japan Prize 30年の歩み

page top