1989年(第5回)日本国際賞受賞者
環境科学技術分野
クロロフルオロカーボン(フロンガス)による成層圏オゾン層破壊のメカニズムの研究

F・シャーウッド・ローランド博士(アメリカ)
| カリフォルニア大学教授 (1927-2012) |
| 授賞理由 |
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光化学を研究していた博士は1974年、フロンガスによる成層圏オゾン層破壊のメカニズムを世界で初めて指摘、その理論的解明と予測を明らかにした。 すなわち、各種スプレーの噴射剤あるいは冷蔵庫やエアコンなどの冷却ガスとして広く一般に使われているフロンガスが、オゾンを分解して、地上の生物を紫外線から守る成層圏オゾン層が破壊されるおそれがある、と発表。フロンガスの放出を減らさなければ、地球の全オゾン量の減少は、最終的には7~13% にも達すると警告した。 博士の卓越した洞察力によって導かれたこの理論の正しさは、その後世界の多くの専門家によって実証され、成層圏オゾン層保護の対応において国際的、社会的に大きな影響を与えた。 |