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プレスリリース

2016年10月19日

2016年 ストックホルム国際青年科学セミナー参加学生 決定
京都大学大学院 松本明宏さん 
香川高等専門学校 春日貴章さん 
ノーベル賞授賞式や関連行事に出席

 

 公益財団法人国際科学技術財団(理事長 矢﨑義雄)はノーベル賞週間行事に合わせて開催される「ストックホルム国際青年科学セミナー(SIYSS)」に参加する学生を選考の結果、京都大学大学院薬学研究科の松本明宏さんと香川高等専門学校の春日貴章さんに決定しました。今年のSIYSSの派遣期間は12月4日(日)~12日(月)です。

SIYSS(Stockholm International Youth Science Seminar)とは科学者を目指す若者を対象にした1週間にわたるセミナーであり、1976年にスウェーデン青年科学者連盟がノーベル財団の協力を得て開始して以来、毎年開催されています。セミナーでは、世界各国から集った若者が現地の高校生を前に英語で各自の研究発表を行います。また、スウェーデン最大の教育・研究機関でありノーベル医学・生理学賞の選考委員会が置かれているカロリンスカ研究所を始め、ストックホルムの大学や企業を訪問。さらに、ノーベル賞受賞者記念講演会を始め、祝賀レセプション、授賞式、晩餐会等一連のノーベル賞週間行事に参加してノーベル賞受賞者と直接交流する貴重な機会が与えられます。
昨年は日本を含めて18カ国の学生が参加しました。「Japan Prize(日本国際賞)」で知られる国際科学技術財団は国内で唯一、SIYSSに参加する学生の募集と選考を日本国際賞の授賞領域である「物理、化学、工学」または「生命、農学、医学」領域を研究・専攻している学生(大学生・大学院生)を対象に行っており、毎年2名をストックホルムに派遣しています。1987年以降これまでに56名を派遣しました。
これまで参加した学生たちは、「SIYSSの1週間で、一生の糧となる刺激と一生忘れられない思い出を得た」、「科学者としての倫理観や日本について客観的に考えるきっかけになった」、「国境を超えた科学の普遍性を再認識した」、「ノーベル賞受賞者本人から直接聞いた『好奇心や探究心を決して忘れてはいけない』という言葉が印象に残った」等、感想を述べています。

また、毎年行われている参加学生が自ら本期間の体験を語る「SIYSS報告会」は12月14日(水)を予定しています。※詳細については別途ご案内させていただきます。

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【参加学生 略歴】

春日貴章さん

平成23年4月 京都大学薬学部薬科学科 入学
平成27年3月 京都大学薬学部薬科学科 卒業
平成27年4月 京都大学大学院薬学研究科薬科学科専攻 入学

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【参加学生 略歴】

松本明宏さん

平成21年4月 詫間電波工業高等専門学校 電子工学科 入学
平成21年10月 国立高等専門学校機構法の改正に伴い、詫間電波工業高
等専門学校及び高松工業高等専門学校は、香川高等専門学 校となる。
平成26年3月 香川高等専門学校 電子工学科 卒業
平成26年4月 香川高等専門学校 専攻科 電子情報通信工学専攻 入学
平成29年3月 香川高等専門学校 専攻科 電子情報通信工学専攻 修了 見込み

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