ビニルポリマーは、プラスチックの中でも特にリサイクルが難しい存在です。本研究では、高温高圧の水により、ビニルポリマーを原料物質に分解する技術を開発します。ビニルポリマーの特徴である大量生産性に、水のみによる効率的な原料再生技術を掛け合わせることで、究極の資源循環システムを提供します。そして、プラスチックごみを削減し、環境の再生・保全と、プラスチックが支える産業・生活が共存する世界を目指します。
助成額 1,000万円
研究代表者
信州大学先鋭材料研究所/繊維学部
准教授
共同研究者
信州大学繊維学部
准教授
共同研究者
海洋研究開発機構海洋機能利用部門
生命理工学センター長
細菌は外環境にだけ存在するわけではなく、体にも常在菌として共生する。常在菌は母親から胎児への最初のギフトで、その数や種類はライフスタイルやライフステージで大きく変化し、バランスを失うことは健康悪化や病気につながる。本研究では皮膚と血液に注目して臓器の発達や成熟における常在菌の役割を明らかにし、常在菌をデザインすることで病気になりにくい健康な臓器を作る「常在菌との協奏世界」を目指す。
助成額 1,000万円
研究代表者
熊本大学国際先端医学研究機構
特別招聘教授
共同研究者
熊本大学国際先端医学研究機構
特任准教授
共同研究者
慶應義塾大学先端生命科学研究所
特任教授
本研究では、環境に調和して持続的に状態を変化し続ける電子物質の概念を創る。そこで、生命現象の根本的な理に着目し、「状態のリズム(時間発展特性)」を支配原理に持つ未知の物質システムの創出を目的とする。このシステムは、生命現象において観測される環境への応答や適応を示すと期待され、「物質の多様性や進化」の概念へも発展すると期待している。
助成額 1,000万円
研究代表者
東京工業大学情報理工学院情報工学系
教授
共同研究者
東京大学大学院総合文化研究科
准教授
本研究では、世界6カ国10地域を対象に、自然環境の保全が雇用や経済効果を生みだす優良事例の集積と分析を行う。特にユネスコが「自然共生のモデル地域」として推進する生物圏保存地域(Biosphere Reserve、日本における通称は「ユネスコエコパーク」)を対象とし、その保全効果もあわせて検証することで、国際的な比較分析と効果的な情報発信を可能にする。また、研究成果をシンポジウムやセミナーで広く発信する。
助成額 790万円
研究代表者
九州大学アジア・オセアニア研究教育機構研究推進部門
准教授
共同研究者
九州大学農学研究院環境農学部門
助教
共同研究者
東京大学大学院新領域創成科学研究科
助教
共同研究者
九州大学アジア・オセアニア研究教育機構
助教
共同研究者
東京大学大学院新領域創成科学研究科
博士課程大学院生
コロナ制圧タスクフォースは、100以上の医療機関と共に研究を進め、最先端のゲノム解析を進める中で、アジアで初めて大規模ゲノムワイド関連解析を実施した。免疫機能に重要な役割を担うことが知られている「DOCK2」と呼ばれる遺伝子が重症化因子であることを突き止めた。また、コロナ制圧タスクフォースのネットワークを通じて、日本人集団におけるCOVID-19後遺症の実態を明らかにしてきた。
助成額 1,000万円
研究代表者
慶應義塾大学医学部感染症学教室
専任講師
共同研究者
東京医科歯科大学M&Dデータ科学センター
特任教授
共同研究者
慶應義塾大学医学部内科学(消化器)
教授
共同研究者
京都大学大学院医学研究科
教授
共同研究者
慶應義塾大学医学部内科学(呼吸器)
教授
共同研究者
大阪大学大学院医学系研究科
教授
(2023年4月現在、敬称略、五十音順)