生物多様性ホットスポットである熱帯林の保全は重要であるが、多くの保全策は地域住民が当事者意識をもてる熱帯林の価値に基づいて立案されたものではない。そのため、住民が参加する保全活動は住民主体で履行されず、機能してこなかった。本研究ではマダガスカル西部の熱帯林を対象に、森林の保全が住民に森林資源を提供するだけでなく、下流域の水田地帯の持続的な農業生産にも貢献することを検証し、多くの地域住民が主体となれる新たな流域管理の構築を目指す。
助成額 700万円
研究代表者
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
准教授
共同研究者
国際農林水産業研究センター生産環境・畜産領域
任期付研究員
共同研究者
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
博士課程大学院生
共同研究者
京都大学大学院農学研究科
教授
本研究の目標は、「転倒しない街」の実現にある。具体的には、地域における転倒事故の削減や転倒リスクの低減の実現を目標とし、そのために先端的な「ヒト機能評価技術」の開発と社会導入を行う。機能評価技術の開発と活用に関する新たなガイドライン作成に取り組むと共に、それを実際に用いるアクターとの連携を進め、ガイドラインに基づく「住環境・職場環境整備」と転倒を予防・防止する「機能拡張技術の社会実装」を進める。
助成額 1000万円
研究代表者
横浜国立大学大学院環境情報研究院
准教授
共同研究者
横浜国立大学国際社会科学研究院
准教授
共同研究者
横浜国立大学
都市イノベーション研究院
准教授
共同研究者
横浜国立大学大学院工学研究院
准教授
共同研究者
横浜国立大学大学院工学研究院
教授
共同研究者
横浜国立大学大学院教育学研究科
教授
共同研究者
横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院
教授
共同研究者
横浜国立大学
大学院国際社会科学研究院
准教授
共同研究者
上智大学総合グローバル学部
准教授
共同研究者
県立広島大学保健福祉学部
昆虫は匂いを敏感に感じることで、危険を事前に察知したり、エサを探したりすることができます。私たち人間の嗅覚はとても限定されていますが、これを昆虫の嗅覚によって拡張すると、今まで知ることのできなかった世界が理解できるようになります。本研究では、嗅覚の自在な利用と拡張を目指して、昆虫の優れた嗅覚とセンサ・ドローン・情報処理を統合した、革新的ロボット嗅覚の実現に取り組みます。
助成額 1000万円
研究代表者
東北大学大学院工学研究科
助教
共同研究者
千葉大学大学院工学研究院
准教授
共同研究者
東京大学
先端科学技術研究センター
特任研究員
本研究テーマでは、将来の世代へ地球を繋ぐことを念頭に、資源循環を可能とする高機能プラスチックの開発を目指す。自然環境へ放流されたプラスチックが必ず水分子と接触していることに着目し、水和状態の制御が可能な分子設計概念の確立、ならびにそれを基盤とした生分解性と生体親和性を併せ持つ持続可能な高機能ポリエステルの新規創製法の提案を行う。
助成額 1000万円
研究代表者
同志社大学理工学部
助教
共同研究者
九州大学先導物質化学研究所
学術研究員
献血者の減少による輸血用赤血球の不足や、ドナー血液の汚染による二次感染被害の問題を解決するため、体外で赤血球を生産する技術を開発し、献血に依存しない輸血方法の樹立を目指します。ヒトの骨髄細胞や人工多能性幹(iPS)細胞から作った未熟な赤血球細胞を不死化し、大量の赤血球を半永久的に生産できる細胞株を作製します。
助成額 1000万円
研究代表者
熊本大学国際先端医学研究機構
特別招聘教授
共同研究者
熊本大学国際先端医学研究機構
特任准教授
共同研究者
スウェーデンウプサラ大学
研究員
共同研究者
千葉大学大学院工学研究院
准教授
(所属、役職は助成当時のもの、五十音順)