科学技術の分野で世界的に権威のある"Japan Prize"「日本国際賞」

国際社会への恩返しの意味で、日本にノーベル賞並みの世界的な賞を作ってはどうか、との日本政府の構想に、松下幸之助氏が"畢生(ひっせい)の志"のもとに寄付をもって応え、実現したものです。
1982年設立された公益財団法人 国際科学技術財団はJapan Prizeによる顕彰事業のほかに、若手科学者の育成のための研究助成事業や、一般の方々を対象とした"やさしい科学技術セミナー"の開催など科学技術のさらなる発展に貢献するための活動をしています。

主要ニュース

2019年

May 10, 2019
小宮山理事長が「日本国際賞平成記念研究助成制度」を発表
4月8日に行われたJapanPirze式典では小宮山理事長より、第1 回以来、永年に亘りご臨席頂いた天皇皇后両陛下に対する心よりの謝意の表明共に、新たな研究助成制度である「日本国際賞平成記念研究助成」を2019 年からスタートすると発表がありました。
これは、永年、若手科学者の研究活動にご関心を寄せられ、激励されてこられた両陛下の御心にちなんで命名されたものであり、天皇陛下がJapanPirzeにお示しいただいたご厚情への深い感謝の意を表すと共に、それを永く形に残したいという当財団の願いが込められています。現行の「若手支援研究助成制度」を大幅に改編、強化し、若手科学者の皆さんがより自由で柔軟な発想の下、研究に挑戦できるよう支援してまいります。
なお、詳しい応募募集要項は9月に公開する予定です。乞うご期待下さい。
April 11, 2019
April 8, 2019
2019年(第35回)Japan Prize授賞式写真集
岡本 佳男 博士 ラタン・ラル 博士
April 8, 2019
Japan Prize授賞式のライブ配信を行いました。

January 16, 2019

2019年(第35回)Japan Prize(日本国際賞) 受賞者決定
「物質・材料、生産」分野
photo岡本 佳男 博士(日本)
名古屋大学 特別教授
中国ハルビン工程大学 特聘教授

「生物生産、生態・環境」分野
photoラタン・ラル 博士(米国)
オハイオ州立大学 特別栄誉教授
炭素管理・隔離センター センター長
    
2019 Japan Prize News No.61 2019年(第35回)Japan Prize受賞者発表記者会見写真集
岡本 佳男 博士 ラタン・ラル 博士



2018年

December 20, 2018

1996年「神経科学」分野で第12回Japan Prizeを受賞された伊藤正男博士が2018年12月18日にご逝去されました。(享年90歳)
博士の研究により脳がどのようにして外界の情報を認知し、処理しているかを明らかになるきっかけとなりました。こうした研究を基礎に、現在の脳科学は私たちの「心の成り立ち」の解明に取り組むまでに発展しています。
また博士は、2004年から2012年までの8年間、会長として当財団の発展に多大な貢献をいただきました。
ここに在りし日の伊藤先生を偲のび、そのご貢献に深く感謝申し上げるとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

October 15, 2018

1996年(第12回) Japan Prize「情報、コンピュータ、および通信システム」分野を受賞されたチャールズ・K・カオ博士が2018年9月23日にご逝去されました。(享年84歳)
カオ博士が1965年に発表した論文をきっかけに光ファイバ通信の実用化は飛躍的に進み、1970年には20dB/kmの損失を実現した通信用光ファイバが登場。1980年には損失が0.20dB/kmの光ファイバの製造法が確立し、光ファイバは現代社会のもっとも重要な通信インフラへと成長し、人類社会の発展に大きく寄与しました。
ここに在りし日のチャールズ・K・カオ博士を偲び、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

July 7, 2018

2013年(第29回)Japan Prizeを「生物生産、生命環境」分野で受賞されたジョン・フレデリック・グラッスル博士が、2018年7月7日にご逝去されました。(享年79歳)
博士は1977年に光の届かない太平洋の深海底あるブラックスモーカーと呼ばれる熱水噴出孔の周囲 に、多種多様な生物がいることを発見し、熱帯雨林にも匹敵する豊かな生物多様性があることを明らかにしました。 その後「海洋生物センサス」(CoML : Census of Marine Life)を創設。その研究成果は、20世紀以降、急速に失われつつある 海洋生態系の保全に大きく貢献しています。
ここに在りし日の博士を偲び、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

July 6, 2018

2000年(第16回)Japan Prizeを「生体防御」分野で受賞された石坂公成博士が、2018年7月6日にご逝去されました。(享年92歳) 
博士は1966年に、体内の免疫システムを担っている免疫グロブリンIgEがアレルギー反応の主体であることを発見され、その発見はアレルギー疾患の治療を大きく進歩させるきっかけとなりました。
ここに在りし日の博士を偲び、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

June 22, 2018
役員人事のお知らせ
 公益財団法人国際科学技術財団は、2018年6月22日(金)の評議員会にて下記の通り、役員人事について決定いたしましたのでお知らせいたします。なお前会長の吉川弘之は特別顧問にご就任いただき、これからも大所高所からご指導いただけることとなりました。

Hiroyuki Yoshikawa
会長 矢﨑 義雄
 人類の平和と繁栄は世界中の人々の共通の願望であり、そのために科学技術が果たしてきた役割は計り知れません。これは未来においても永劫変わることはなく、それを支える一助となるためにJapan Prize(日本国際賞)が創設されました。 これまで13ヵ国94名の科学者が受賞されています。Japan Prizeには、初代会長の松下幸之助をはじめ、創設に携わった多くの方々のそうした強い思いが「畢生(ひっせい)の志」として脈々と受け継がれています。
 以来34年、毎年4月に開催される授賞式、祝宴には、毎回、天皇皇后両陛下のご臨席を賜り、国の三権を代表する方々や学界、官界、財界など各界から多くの方々にご出席をいただき、皆で支えていただいています。
 今後は会長という立場で、微力ながらこの賞の発展に尽力致したいと存じます。



理事長 小宮山 宏
 このたび、国際科学技術財団の理事長に就任いたしました。
 これまで9年間、日本国際賞 審査委員会委員長を務めてまいりましたが、数ある優れた研究の中から一件の授賞対象を選定するのは大変な作業でした。
が、一方で、分野別審査部会や審査委員会の識者の方々と率直に意見を交わすことは、誠に緊張感と快感とを伴う作業で大いに気に入っておりました。

 今後は理事長として、研究成果のみならず社会への貢献を重視するという、現在、多くの科学賞が向かっている方向を先導してきたという自負のもとに、Japan Prizeがますます発展するよう力を尽くす所存です。

 


 

Japan Prize Q&A

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Japan Prizeって何?

日本語では日本国際賞といいます。科学技術分野で人類の平和と繁栄に大きく貢献するきわめてすぐれた業績をあげた人に授与される国際的な賞です。受賞者には賞状と賞牌、そして賞金5,000万円が贈られます。1985年から毎年行われています。

授賞部門はいくつあるの?

大きく分けて「物理、化学、工学」の領域と「生命、農学、医学」の領域から各々1分野づつ、2分野が受賞対象分野として選ばれます。

大学や公的研究機関にいる人しか受賞できないの?

大学や研究機関などの所属機関にかかわらずひろく受賞者を選考しています。2012年の受賞者、佐川眞人博士やニコラス・ライドン博士も民間企業の科学者です。

ノーベル賞との違いはどこ?

Japan Prizeは科学技術の優れた業績を讃える賞なので、文学賞や平和賞はありません。また受賞業績は学術的成果に加えて、その成果がいかに社会に貢献するかという点も審査基準となっています。

Japan Prizeのロゴマークは何を表現しているのですか?

「太陽」をイメージしています。エネルギーの源であり、完全・真理を連想させる円である太陽を表現してます。 東京オリンピックのポスターをはじめ多くの作品で著名な故・亀倉雄策氏によってデザインされました。

Japan Prizeに立候補はできるの?

Japan Prizeは他薦制です。世界の学者・研究者からなる約1万3000人の推薦人が受賞候補者を推薦し、財団内に設けられた審査部会、審査委員会の厳正な審査を経て最終的に財団の理事会で受賞者を最終決定しています。

Japan Prize 30年の歩み

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